地方

残置物がある空き家は売れる?片づける前に確認したいこと

相続した実家を見に行くと、家具、家電、衣類、仏壇、古い書類などがそのまま残っていた。片づけなければ売れないと思いながらも、何から手を付ければよいか分からず、時間だけが過ぎてしまう。

空き家の売却相談では、このような残置物の悩みがよくあります。

残置物とは、建物の中や敷地内に残された荷物のことです。生活用品だけでなく、庭の物置、古い自転車、農機具、倉庫内の道具なども含まれることがあります。相続した家では、親が長年使っていた物が多く残っているため、片づけだけでも大きな負担になります。

まず知っておきたいのは、残置物があるからといって、売却できないとは限らないということです。一般の買主に売る場合は、引き渡し前に室内を空にするよう求められるケースが多いです。一方で、買取の場合は、残置物がある状態でも相談できることがあります。

ただし、何も確認せずに処分を始めるのはおすすめできません。中には、相続関係の書類、権利証、通帳、保険証券、写真、貴重品など、後から必要になるものが混ざっていることがあります。思い出の品も含め、処分してから戻せないものがあるため、最初に確認する順番を決めておくことが大切です。

片づけ前に確認したいのは、次のようなものです。

  • 登記や相続に関係しそうな書類
  • 固定資産税の通知書や領収書
  • 通帳、印鑑、保険、年金関係の書類
  • 貴金属、現金、骨董品などの可能性があるもの
  • 写真、手紙、位牌、仏壇など家族で判断が必要なもの

これらを確認したうえで、残すもの、処分するもの、専門業者に任せるものを分けていくと、進めやすくなります。

遠方にある空き家では、片づけのために何度も通うこと自体が負担になります。仕事や家庭の予定がある中で、週末ごとに現地へ行くのは簡単ではありません。交通費、宿泊費、処分費を合計すると、想像以上の金額になることもあります。

また、家財の量が多い場合、自分たちだけで片づけようとすると、数日では終わらないことがあります。大型家具や家電、古い畳、庭木、物置の中身などは、処分方法を確認するだけでも時間がかかります。自治体のルールによって出し方が異なるため、現地に慣れていない方ほど負担を感じやすい部分です。

売却を考えているなら、片づけを始める前に不動産会社へ相談するのも一つの方法です。残置物がある状態で査定できるか、処分が必要な場合はどの程度まで片づければよいか、買取であればそのまま相談できるかを確認しておくと、無駄な出費を抑えやすくなります。

一般の仲介では、室内の印象が買主の判断に影響しやすいため、片づけや清掃をした方がよいケースがあります。一方で、築年数が古い家や解体前提の物件では、片づけに大きな費用をかけても売却価格に反映されにくいこともあります。どこまで手をかけるべきかは、物件の状態によって変わります。

買取を検討する場合は、残置物の扱いを含めて条件を確認しましょう。残置物の処分費が査定額に含まれるのか、別途費用がかかるのか、引き渡し前に最低限整理すべきものがあるのか。ここを確認しておくと、売却後のトラブルを避けやすくなります。

残置物がある空き家は、心理的にも手を付けづらいものです。家の中に入るたびに思い出がよみがえり、判断が進まないこともあります。だからこそ、「すべて自分で片づけてから相談する」と考えすぎず、現状のまま相談してみることも大切です。

南青山リアルエステートでは、残置物がある空き家や相続した実家の買取相談も受け付けています。遠方で片づけに通えない、どこまで整理すべきか分からないという場合でも、まずは物件の状態を確認しながら進め方を整理できます。

片づけが終わらないから売れない、と決めつける前に、今の状態でどのような選択肢があるかを確認してみませんか。

30秒無料診断はこちら

戻る